以前に新宿のコニカプラザで新宿ネコグラフィーの個展をやらせていただいた際、 この2枚の写真も展示したのですが、割と人気のなかった写真であります。 この写真を今一つつまらなく見せる要因は、猫自体に動きがなく、ただ街中にぽつん といるだけだからでしょう。
それもそのはず。 この写真こそ、「この街で猫が撮れただけで満足」という私個人の単なる趣味の表れ
だからなのです。 私の初二丁目体験は、大学一年の初々しい時に友人のY子が、 「素敵なバーに連れてってあげるぅー」 と、二丁目のダンスフロア付きのバーに連れていってくれたのが、
最初でした。 その時、ダンスフロアでは、一人のおじさん(ウナギ店経営)が、独特なウナギのよ うな踊りを披露していて、一緒に来ていたE先輩(男性)に踊りながらくねくねと
まとわりついていたのが印象的で、どうも様子が変だな、と思ったのでした。
その後、またY子が、 「二丁目にある素敵なレゲエのクラブに行こー」 と誘ってくれたのですが、
そこはネイチャーの方(?)がほとんどで、狭い空間で皆踊りながら、「hey」とか 「baby」とか声をかけてくるので、 「クラブって怖いところなんだなー」という誤解を抱いたものでした。
それ以来、どうも新宿の伊勢丹より先の方は濃厚で危険である、という印象を持ったのです。
昼間の二丁目は閑散としていて、「美少年の館」「コンドルモモエ」といった ケバケバしい看板や、街中でぼーっと座っていいる青年(何をしているのでしょう?)、 店の脇で眠る猫などが、不思議な感じです。 個展を開いた時に、「あなたの写真は、看板が笑えるわね」と言われたことがありますが、 この写真で言いたいことは、けっこうそんなところです。 あと、モニター上では分かりにくいのですが、猫がとても真剣な顔をしています。 本当は何も考えていないのですが、そんなところも好きです。伎町で活躍しているそうです。
